2008/04/25

米国：高級品顧客の４１％が今年は買い控え

富裕層アメリカ人の約４１％が、来年１年、高級品への消費を減らすかもしれない。弱まる経済の真っ只中で、ある調査がなされた。

米国、ユニティーマーケティング(unity marketing)の実施した”高級品消費意欲”調査によると、「今後１２ヶ月間、高級品への消費を増やす顧客がたった１３％であるのに対し、４１％の高級品顧客が消費を減らすと見られている。」

個人消費の落ち込みを受け、高級品消費指数（LCI）は９．１ポイント下落し、2008年第１四半期、５４．４ポイントの歴史的な低い数値となった。これは、2007年、第４四半期の２３．８ポイントの急激な下落に引き続いてのものとのことだ。

LCIは、高級品消費者の購買意欲を現し、四半期ごとのマーケティング・リサーチャーの消費者予測に使われる。

ユニティーマーケティング社長のPam Danziger氏によると、「LCIは、約１年前の３月末から、富裕層の間での消費意欲の落ち込みを示し始めていた」という。

「しかし、彼らの高級品消費は、去年やや後半までは落ち込みを見せなかった。少なくとも、大統領選挙で新たなリーダーが決まるまでは、高級品顧客は購買に対して慎重であると予測できる。」と彼は述べた。

今回の調査に加わった、収入１０万ドル以上の1258人の消費者の中で、約７１％が、「国全体の経済状態は、３ヶ月前よりも悪化している」と答えている。

その結果、米国高級品マーケットの低迷は、あと最低６ヶ月は続くだとうと、この調査では予測されている。

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