-

ラックス・リサーチ・ジャパン > ライブラリトップ > 記事

2008/05/25


オーストラリア: 赤(字)を身にまとう女性達

smh.com.au

ウーマンズ・ヘルス・マガジン(Women's Health magazine)の調査において、25歳から40歳のおよそ半数のオーストラリア女性が1,000ドル以上の金額をクレジットカードにつけており、1/5が5,000ドル以上の赤字を抱えており、1/3がどこにも貯金を蓄えていないことが明らかになった。

このオンライン調査は、年間5万ドル以上を稼ぐ、1,320人の女性を対象に行われた。

財務コンサルタントで、「Wealthier Than You Think (思っているよりは裕福だ)」の著者である、ポール・スクワイヤーズ(Paul Squires)氏によれば、女性は多くのマーケティング手法にさらされており、安易な消費に陥ってしまっているという。

スクワイヤーズ氏は言う。「テレビCMと広告看板の90%が、女性向けに作られている。彼女達は、高級車を持ったり、あるレベルの生活をしなければならないというプレッシャーを感じている。」

彼が言うには、男女均等が進み、より社会で働くことが容易になったために、女性は今や男性と同様の金銭的プレッシャーを感じるようになっているとのことだ。

「『他人にできることならば、私はもっとうまくできる』という考え浸透してきている」とスクワイヤーズ氏は言う。「そして、男性のようにお金を使えるかどうかが、彼女達の不安に思っていることだ。」

ウーマンズ・ヘルスの編集者、フェリシティ・パーシヴァル(Felicity Percival)氏は、特に、対象者が自分自身を高所得の「AB」クラスに位置づけていたという結果に驚いた。「彼女達は、多くのお金を稼いでいるが、明らかに消費額も大きい」と彼女は言う。「これはとても消費多い年齢層グループだ。彼女達は、少しでも最新の流行に乗ろうとしている。もし最新のハンドバッグを持っていなかったら、なんだか不安になってしまう。すぐに、最新の靴を買って、最新のバーに行ってしまう。もし、ブート・キャンプに行っても、皆、最新のファッションに身を包んで、じっと突っ立っているだけだろう。」

「私は、これまでメルボルンで生活して来たが、”シドニーの人”は物質主義的で、自分を良く見せる事を気にしている。」

ダーリンハーストのジャヤ・メイヤー(Jaya Myler)さん、27歳は、毎月カード限度額の6,700ドルに達する買い物をして、それを返済するのに苦労していると話している。

彼女は、もともと仕事の経費清算用にカードに申し込んだが、すぐにファッションなどの個人利用でも使うようになった。広報担当として良い給料を稼ぐ傍ら、彼女は貯金をしていない。

「もし、服や靴が欲しくなったら、クレジットカードで買い続けます」とMylerさんは言う。「『今欲しいし、支払いは後でどうにかなる』もしくは『新たしく着るものを買わなきゃならい』と考えるでしょ。そして、洋服ダンスの中のものには飽きてきている。それから、真剣に予算繰りについて考え始める。」

スクワイヤーズ氏は、衝動買いをする前に、『一晩考えよう』、そして、1週間に120ドルを貯金して、安易なマーケティング手法に引っかからないように、と女性達にアドバイスをしている。





他サイトへのリンク

英語テープ起こし・音声翻訳
アシストは、日本語インタビュー・会議の音声を
英語音声・書記録にいたします

http://www.glopeer.com/assist

Lux Research Japan
Qualitative Market Research
Premium brands, fashion, travel B2B

http://www.luxresearchjapan.com

Online Research - GPScale
GPScale is an independent online research and
strategy consultancy based in Tokyo.

http://www.gpscale.com