-

ラックス・リサーチ・ジャパン > ライブラリトップ > 記事

2008/05/29


米国: 富裕層調査 - 悲観的なほどに減るアドバイザー

FINANCIAL PLANNING

ファイナンシャル・アドバイザーなしでやり繰りする富裕層(HNW)米国人の数が、41%に上昇したという調査結果が、フェニックス・ウェルス・サーベイ(Phoenix Wealth Survey)から報告された。米国経済が悲観的になるにつれ、富裕層個人は自分達の財務管理を、ファイナンシャル・アドバイザーに任せるよりも、自分でやり繰りする方法を選んでいるようだ。

今年で9年目になるこの調査では、今後1、2年の米国経済の見通しに対して楽観的な見通しを持っている富裕層個人は、36%であることがわかり、2007年の51%から落ち込んでいる。一方、米国経済に対して悲観であると述べた対象者は50%であり、これまでの最高値であった2001年の21%を大きく上回った。

「1年間でこれほどの変化を見せるのは初めてのことだ」と、フェニックス社、研究概念開発部門のシニアヴァイス・プレジデント、ウォルター・ザルトウスキー(Walter Zultowski)氏は言う。従来より富裕層マーケットは、経済状態を測る早期指標とされてきた。富裕層は全体として、簡単に景気の変動に順応しており、この調査結果により警鐘を鳴らしている。

現在のような不況時に、富裕層相手のビジネスを考えている人々は、計画を見直した方が良いかもしれない。一例として、富裕層個人は、ファイナンシャル・アドバイザーに頼らなくなってきている。また、調査によれば、アドバイザーを利用している富裕層であっても、彼らとの関係をより批評的に分析している。

この調査において、対象者の41%が、主なファイナンシャル・アドバイザーを利用していないと回答したが、これは去年の34%から増加している。 ザルトウスキー氏によれば、この数値は、調査開始からずっと33%付近をさまよっていたという。

また、今回の調査では、新たなアドバイザーを探している富裕層個人が、アドバイザーの財務アドバイスと投資手数料に関して、多くの不満を持っていることが明らかになった。

「不況時には、富裕層個人、アドバイザーとの関係を、投資対効果の視点から見る傾向にある」とザルトウスキー氏は言う。したがって、たとえアドバイザーが、リバランスやリアロケーションなどの、「正しい」ことをしている時でさえ、クライアントは資金を下降気味の市場に放置してしまうこともある。「これはアドバイザーの過失ではないかもしれないが、それに対する叱責は受けることになる。」とザルトウスキー氏は言う。

さらに、アドバイザーが今後の成長を見込んでいる分野でも、同様の調査結果が出ていることがわかった。約22%の富裕層が、相続計画を遅延もしくは、延期させたと報告している。この数字は、3百万ドル以上の財産を持つ個人においては、42%にまで上昇している。

フェニックス・ウェルス・サーベイでは、総資産100万ドル以上を持つ人を、富裕層個人と定義しており、プライマリレジデンスは含んでいない。





他サイトへのリンク

英語テープ起こし・音声翻訳
アシストは、日本語インタビュー・会議の音声を
英語音声・書記録にいたします

http://www.glopeer.com/assist

Lux Research Japan
Qualitative Market Research
Premium brands, fashion, travel B2B

http://www.luxresearchjapan.com

Online Research - GPScale
GPScale is an independent online research and
strategy consultancy based in Tokyo.

http://www.gpscale.com