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2008/12/08


米国:11月の小売売上は、下落に向かう

THE WALL STREET JOURNAL

マスターカード・スペンディングパルス(MasterCard SpendingPulse)からの新たなデータによれば、習慣的にホリデーショッピング・シーズンの始まりとされているブラックフライデー(Black Friday)の売上増加を加味しても、アパレル、高級製品、電子機器の売上は前年レベルに到達しないとのことだ。

12月2日の小売業の11月売上報告では、土曜日までの過去4週間の間に、いくつかのチェーンストアでは2桁下落が報告されることが予測された。マスターカード(MasterCard Inc.)によれば、売上の下落は、アパレルとデパートの合計では20%、高級店舗では24%、電子機器販売店では25%であった。

アパレルのカテゴリー別では、最も不調である婦人服は18%の減少、紳士服は16%減少、フットウェアは14%の減少であるとのことだ。

スペンディングパルスは、現金や小切手に加え、クレジットカードでの消費も追っているが、11月全体としての数字は集計してない。また、食品やその他必需品でここ数ヶ月、競合を抑えてきたウォルマートストア(Wal-Mart Stores Inc.)のようなディスカウントショップの消費も、含んではいない。

とはいえ、「価格を上げれば、セールスが大きく落ち込む」ことをこの分析は示していると、スペンディングパルスのヴァイス・プレジデントであるマイケル・マクナマラ氏(Michael McNamara)は言う。

今後2週間、通常よりも綿密な調査を続け、ポスト・サンクスギビング(post-Thanksgiving)にも11月の不調が続くかを調べるつもりであると、マクナマラ氏は言う。もし、12月前半期の売上が昨年を下回るようなことがあれば、例年のクリスマス前10日間の消費の伸びも、大きな影響を受けることになるかもしれない。

「『買い物』と『消費』には、大きな違いがある」とマクナマラ氏は言う。今年も、「今まで通り、皆、買い物に行くだろう。しかし、問題は、幾ら消費をするかである。」





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