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2009/04/23


PPRによれば『高級売上には活気が無い』

THE WALL STREET JOURNAL

パリ ― 量販小売とファッション事業を手がけるPPR SAの報告によれば、第1四半期の売上は2.6%落ち込み、高級部門の売上はいまだ『活気が無い』ままであるとのことだ。同社は、高級品需要は、不景気の影響を大きく受けていると慎重である。

高級部門の業績に関する質問に対して、「状況はほとんど回復していない」とPPRのCEOであるJean-Francois Palus氏は述べている。

PPRは、コンフォラマ(Conforama)の家具小売事業と、フナック(Fnac)のメディア&ブックチェーンを含む、量販事業から世界での売上の大部分を得ている。しかし、同社の今後の成長のためには、グッチ(Gucci)やイヴ・サン=ローラン(Yves Saint Laurent)などのデザイナーレーベルを含む、高所得層向けの高級品部門に注力することが必要であると、これまで言われ続けてきた。

量販・ファッションの両事業は、世界経済不況の影響を大いに受けている。量販事業の売上が落ち込み、今年始めの3ヶ月間の売上は48億ユーロ(6,094億円)であり、昨年から2.6%落ち込んだ。コンフォラマは最も大きな影響を受け、第1四半期の売上は、前年比で10%も落ち込んだ。

グッチグループの売上は既存店ベースで、通貨変動を考慮にいれ、3.4%落ち込んだ。グッチグループアジア・パシフィックでの需要の高まりはあるが、米国と西欧全体の売上の落ち込みにより相殺されていると、同社は報告している。革製品はよく持ちこたえていると、Palus氏は述べている。

同グループの利益はこの四半期ほとんど無く、今後特別な指導をすることを決定した。

2009年、同社は、コスト削減に注力することを計画しているとのことである。PPRは、2月、フナックとコンフォラマにおける経費削減計画を発表した。この計画により、主にフランスで、1,200人の職が失われることが見込まれている。また、旅費、広告費、人件費など、さまざまなエリアでの経費削減を今後も続けていくと、Palus氏は述べた。





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