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2009/09/04


ダイムラーが中国で売上増、生産台数を拡大へ

REUTERS

8月27日、ダイムラーAGのメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)部門が、中国での自動車販売台数を大きくの伸ばし、現地での生産台数の増加を計画していることを、同社シニアエグゼクティブが発表した。

メルセデス・ベンツの中国での自動車販売台数が、今年1月からの7ヶ月間で、3万1,711台となり、前年比で49%増であったことを、ダイムラー北東アジア事業のトップであるウルリヒ・ウォーカー氏は、報道陣に述べた。

同社の販売台数は、今年上半期で、40%伸びており、ウォーカー氏は、このペースを維持していくことが2009年の目標であると述べた。

「今のところ、上半期の成功のための、前提条件はクリアしています。」

7月の、中国での乗用車全体の販売台数は、前年比70.5%に跳ね上がった。 これは、小型車に対する消費税の半額化や、農村部の購入者に対する助成金などを含む、中国政府の景気刺激策により、消費意欲が向上したことによるものだ。

メルセデス・ベンツの新しいSクラスシリーズの導入で、売上の伸びが下支えされることを期待していると、同氏は述べている。

中国は現在、同社のフラッグシップセダンであるSクラス販売が、世界一の市場である。

ダイムラーは、今年4月に中国での販売を開始した、小型車のスマート(Smart)が、既に900台販売されたことを明らかにした。

同社は、販売増加のため、資金的な融資を拡大させていたとのことである。

ダイムラーは、現在、北京汽車工業(BAIC)と提携して、メルセデス・ベンツのセダンを製造している。

北京汽車工業の工場には、年間2万5,000台の生産能力があるが、2010年の中頃には、中国市場仕様の拡張モデルを含む、Eクラスの生産を開始できるように、更に生産能力を引き上げる予定であると、ウォーカー氏は述べている。

同氏は、また、ダイムラーと華晨中国汽車(Brilliance China Automotive Holdings)が、合弁事業として、特別車両を中国で生産するという 『憶測や噂』に関する報道を、一蹴している。

「私は中国ダイムラーに関しては全てを知っています。 私の見解からすれば、この報道は正しくありません。」

8月3日、親会社である、華晨汽車集団有限公司(ブリリアンスオート)のエグゼクティブが発表した内容によれば、持ち株構造や事業規模は、最終決定されてはいないが、この取引は今年の年末までには合意に達する。

ブリリアンスは、中国で8番目に大きい自動車メーカーだが、メルセデス・ベンツのライバルであるBMWとパートナーを組んでいるため、このような合弁事業は、戦略的には理にかなわないと、ウォーカー氏は言う。

ブリリアンスは、現在、BMWの3シリーズや5シリーズセダンを、中国北東部の町、瀋陽で生産している。





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