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2016/07/08


定性調査レポートのまとめ方(2) 〜グループインタビュー・デプスインタビューの報告書の書き方〜

グループインタビューやデプスインタビューなどから得られた定性データの分析作業が終わったら、いよいよレポート(報告書)の作成に取り掛かります。

調査レポートは、関係者の間での情報共有のための共通基盤となります。この調査レポートによって、調査の中で検討された内容や、発見事項、今後の意思決定の基礎となる情報などが、大勢の関係者との間で共有されます。

また、年次調査など決まった周期で行われる調査では、調査レポートは過去との比較や、時間による変化を見てくための重要なツールとなります。

【定性レポートの作成】

定性レポートの作成は次のステップで進めていきます。

  1. 誰に向けたレポートなのかを確認する
  2. レポートの形式を決める
  3. 個別のファインディングを書く
  4. バーベイタムで個別のファインディングを支える
  5. 個別のファインディングから全体のファインディングを見出す
  6. ファインディングから提言を書く


【定性レポートの作成1】 誰に向けたレポートなのかを確認する

......

【定性レポートの作成2】 レポートの形式を決める

まずは作成するレポートの種類を決める必要があります。必要な調査レポートは、主なファインディング(発見事項)を簡潔にまとめたレポートでしょうか?それとも、調査の詳細までを含んだものでしょうか?大まかに分けて、定性調査レポートには「サマリーレポート」と「フルレポート」の2種類があります。それぞれの特徴は、下の表にまとめた通りです。用途に合わせて、適切なものを選びます。

サマリーレポートフルレポート
  • 調査目的に沿って主なファインディングをまとめた資料
  • ファインディングから導き出される提言も含まれる
  • 通常10ページ程度
  • トップマネージメントに向けたエグゼクティブサマリーとしても利用される
  • 調査目的に沿った主なファインディングに加え、調査項目ごとの詳細なファインディングがまとめられた資料
  • ファインディングから導き出される提言も含まれる
  • 通常30−100ページ程度
  • 正式な報告書として使われる
  • 詳しい内容の把握が必要な、調査担当者向きの資料

【定性レポートの作成3】 個別のファインディングを書く

......

<続く>

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