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2009/03/23


ラグジュアリーグループのエルメスは利益増

BBC NEWS

世界経済の低迷にかかわらず、フランス高級メーカーのエルメス(Hermes)は、2008年の利益が増加したと発表した。

アナリストの予測を上回る2億9,000万ユーロ(3億9,500万ドル、2億7,300万ポンド)の利益を生み出し、配当を増やしたことで、パリ証券取引所での株価は3.1%増加した。

昨年のエルメスの売上は、2007年から8.6%増の17億6,000万ユーロであった。

また、2009年のここまでの売上は、ドル円高のおかげで”若干”好調であるとのことだ。

アジアでの伸び

ハンドバッグやネクタイで知られるエルメスであるが、今年は、昨年から1ユーロ増の1.03ユーロの配当を発表した。

エルメスの発表によれば、高級品の最大の市場の1つである日本を除いた全ての地域で、売上の成長が見られたとのことだ。日本の既存店舗売上は、昨年、3%減少している。

全体としては、日本を除くアジア、ヨーロッパ、米国での強い需要に後押しをされた形だ。

アジアにおいては、インド初となるニューデリーの店舗や、中国の店舗など新たに3店舗をオープンし、売上は22%増加している。

ヨーロッパでは少なくとも昨年中にオープンした店舗だけで7%売上が伸び、米国では15%の売上の伸びが見られた。

イギリスのシューズメーカーのジョンロブ(John Lobb)を所有することで知られるエルメスであるが、フランスのファッションブランドのジャンポールゴルチエ(Jean-Paul Gaultier)の保有株式も35%から45%までに増やした。

同社の発表によれば、20店舗の新規オープンなど、2009年は引き続き、特に米国やアジアにおいて、店舗の拡大や改装を計画しているとのことだ。


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