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2009/05/05


不況時の日本のファスト・ファッションの法則(1)

TIME

東京原宿エリアには、流行に敏感な若者達が常に集まっている。 歩道は、毎週末、新たなトレンドを探す熱狂的な買い物客で埋め尽くされる。

最近のトレンドは、ファスト・ファッション(※)小売である。 今週、ゴールデンウィークが始まり、人気の商品とともに、ロサンゼルスを拠点とするチェーンのフォーエバー21(Forever 21)日本に旗艦店をデビューさせた。 若い女性を卒倒させる暗い眩いばかりの洋服、靴、アクセサリーのぎっしり詰まった5フロアに、原宿を訪れる女性達は列を作っている。 しかし、安くてオシャレな大型チェーンが東京を席巻したのはこれが始めてではなかった。 昨年11月、ちょうど隣に構える世界第3位のスウェーデンの衣料小売であるH&Mがオープンし、約2,500人もの買い物客が今回と同じ歩道を占拠した。 そして、そのさらに1ヶ月前には、英国の小売であるTIPSHOPが、数軒先に新店舗をオープンさせていた。

これが今の新しい原宿である。 かつて、超スタイリッシュであったこのエリアには、H&M、ユニクロ、TOPSHOP、GAP、ZARAなどの大手衣料小売のモールが立ち並んできている。 そして、地元のブティックは、裏通りに退けられている。 日本の消費者は不景気で消費を続けてはいるが、消費先は一気に、低価格な製品に移ってしまっていると、小売業の専門家は言う。 特にH&Mの日本市場への参入をきっかけに、日本のファッション業界では、ファスト・ファッションが注目されるようになったと、クレディ・スイス東京支社のアナリストは述べている。 日本での高級ブランドの売上は、今年前半期で2008年の同時期よりも10%の落ち込むことが予測されている。

高級ブランド品は下火であるが、ファッション自体にはまだ勢いがあり、低価格なファスト・ファッションやカジュアル衣料店は活気づいていた。 これがまさに、フォーエバー21が、今年、世界市場で24億ドル(約2,400億円)を売り上げるだろうと予測される市場である。 同社は、洋服、バッグ、靴、アクセサリーを100ドル(10,000円)でそろえられる価格が、今の日本の状況にフィットしていると考えている。

※その時点でのファッショントレンドの内容をいち早く取り込みながらも、普通に着用できるリアルクローズとして低価格で提供する業態。2005年あたりから台頭した「H&M」や「ZARA」、「FOREVER21」などの世界的な規模(低価格・リアルクローズということで日本のユニクロと比較されるが、ユニクロよりも企業規模が大きい)の低価格衣料品チェーンを指して使われることが多い。さしずめ、ファストフードの衣料品版ともいえる。 [出所: ウィキペディア]

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